大人の会話劇。
これは中高生とか観ても楽しめないだろうなー。
キャストの年齢層も高いし、ドラマにエロさは皆無なんだけど「いつ夢を諦めて現実的に生きるか」がメインテーマなので20代の若者が観ても夢も希望もない感じに受け取られちゃうかも。
1話1話は割と淡々と進む感じだけど、会話の中のワードセンスがみんな独特。
普通そういう言葉は遣わないだろ！？みたいな言い方を普通の顔で会話の中に入れてくるのでちょっとムズムズする（そこがおもしろいのかもしれない）。
例えば、松たか子の夫のことを同居する満島ひかり、高橋一生、松田龍平は「ダンナさん」でも「ご主人」でもなく「オットさん」と呼ぶ。
これ、妻は夫に隷属してるわけではないし僕らはそういう見方しないですよーというメッセージなのかもしれないけど、実際こういう言い方を友達同士でしてる人初めて見てなんか不自然な感じがした。
聞いてて不自然な言葉を遣ってるのに、変にリズムのいい会話を松たか子たち4人が繰り広げていてこちらもドラマの中に入っていける。
重すぎず、でも軽くはなく、コーヒー飲みつつながら見できるいい感じのドラマ。
