YUN

トンイのYUNのネタバレレビュー・内容・結末

トンイ(2010年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

イ・ビョンフン監督代表作

子役時代(1-4話)
賎民の武装組織剣(コムゲ)の長である父と兄、友のチョンスと暮らすトンイ。宮廷の陰謀に巻き込まれ濡れ衣を着せられた父兄を失い、チョンス兄さんとは生き別れてしまう。父兄の汚名を濯ぐため、トンイは宮廷に入り、生き抜くことを決意する。

3.4話は号泣。子ども時代を担当したキムユジュンさん、このドラマで初めて韓国の子役俳優さんを観て、衝撃を受けました。
捕盗庁従事官ソ・ヨンギと父の関係性と演技、次第にトンイの父かのように守ってくれる姿にも涙。

下働き時代(5-12話)
身分を隠しアメンする王様とトンイは出会い、事件を解決しながら2人は良き友となっていく。走った事なく弱い王様に呆れたり、背中を踏み台にするシーンが微笑ましい。

監察部宮女時代(12-30話)
王様の側室オクチョンを助ける手柄を2度も立て、トンイは賎民から異例の昇格。聡明で活発、善人なトンイに、王様は次第に心を寄せるようになっていく。自覚してからの王様がとにかく可愛い。
28話、行方不明になったトンイと再会するシーン何度も観てしまう。
チョンスウラボニとは早めの再会!

淑嬪時代(31- 44話)
オクチョンとの闘い。
37話、イ・ソヨンさん良い顔してた〜。
38話、ユ尚宮たちを許すトンイの懐。
廃妃された王妃カムバック。
憎きヒジェ流刑されるがカムバック。
43話、王であることより男であること、トンイを手放せないと叫ぶ王の姿、好き。
トンイは授かった子を麻疹で亡くす。コムゲ長の娘である過去を隠さず明らかとなり、自ら出奔の路を選ぶ。

宮廷外で子育て時代(45-60話)
トンイがおらず寂しさに耐えられなかった王様。クム(後の英祖)誕生。クム可愛いすぎる….!!!また身分を隠しこっそり会い、慕われて喜び満載の王様。
相撲からの川遊びシーンが大好き。トンイがどんな子育てをしてきたのかがよくわかる。
ドラマでこんな王妃みたことないくらい、柔らかで芯のある素敵なイニョン王妃が、、涙。
54話、オクチョンの画策全体が知れ渡り、王様とのやり取り、迫真の演技。“私が犯した唯一の過ちは、王様を本気でお慕いしたこと——。” とうとう毒を賜り退場。この日の衣装の美しさ…..
オクチョンの次は、チャン・ムヨンと新王妃との対決。

最終話、
クムに自らの姿で生き方を教え示すトンイ。
久しぶりの塀越え、2人が仲良く手を取り合って歩いていくエンディングに、感無量です。


1年に1回は『トンイ』を観たくなります。
ファンじいさんが5話でトンイのことを、“トンイはしつこいからな。いてもいなくても心配させる。気を揉ませるやつだ”と言うのですが、言い得て妙とはこのこと、全編その感じ。
一人ひとりの人物全てに愛着がありますが、なんといっても困難に立ち向かう清く美しく強いトンイと、人間味あるお茶目な王様とのやりとりが大好きです。
史実をかなり膨らませた物語で、トンイ悪女説もあるそうですが、素直にこちらのトンイを好きでいたい。

チャンナラさんが歌うOST『チョネジア』もトンイの人柄や恋心を現すような透明で甘い声と切ないメロディ。


“そなたの前ではただの男でいたい”

“同じようなことで苦しんでも、権力を手にすると、やられたことを自分もやるのだ”

“誰にでも2度の機会が与えられるべき。”

“尊い思いを抱けば、尊い人になる”


※視聴4回目
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