80点
必殺シリーズ 第15弾
八王子に左遷されていた中村主水に突如、江戸への帰還命令が下る
だがそれは江戸での殺し屋稼業復活を目論む闇の元締め・鹿蔵の差し金だった
はたして主水を待ち受けているものは...
前作「翔べ 必殺うらごろし」の不人気で、一時シリーズ打ち切りの危機に陥った製作陣が必殺の原点に戻ろうと打って出た作品
結果は視聴率を取り戻し、これ以降の必殺路線の方向性を決定づけた
主水と左門のダブルチャンバラで往年の時代劇ファンを繋ぎとめ、さらに飾り職人の秀の投入で新たに女性ファンを獲得したのが勝因
シリーズ最長の84話のエピソードからなるも、左門が刀を捨てた 29話以降はマンネリ化に陥ってしまう副作用があったのが残念なところ...
※マイベストエピソード3は前半のものから...
第1話 「主水浮気は成功するか」
主水復活!斬られ役が岸田森、主水のとぼけっぷりが痛快
また初仕事に手間取り畷左門を陰からアシストする秀の登場も初々しい
第6話「主水は葵の紋を斬れるか」
目黒祐樹がゲスト、クライマックスの主水との一騎討ちは緊張感あふれる名場面
第17話「鉄砲で人を的にした奴許せるか」
女元締め・おりくとの合わせ技で悪を叩っ斬る主水の捨て台詞が渋い