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ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~ シーズン3のmendeのレビュー・感想・評価

4.2
実在の詩人、エミリー・ディキンスンを絶妙なファンタジーを交えて描く大好きなシリーズ。
ウィズ・カリファが死神として出てきたり、不思議なハチとお話ししたり、タイムマシンで次の世紀に行ったり、名無しの死者が見えたりするが、なぜかこの時代の本質やこの詩人の本質は伝わってくる。

不思議だけど、とても面白く、愛らしく、楽しく、勇気づけられる。
個人的にはディキンスン家の壁紙や、こじんまりしたエミリーの部屋も好き。
主人公のエミリーはもちろんだが、妹のラヴィニアもなかなかおかしい。いいキャラ。

あれだけ父親の見方をしたのに、その父親は遺産相続人に仲違いしている兄を指名するの、やっぱりなという感じ。基本的には現代もその感じ、残ってる。

最終話に出てきた白いドレスもきれいだった。
最終シーズンなのは残念だけど、このシリーズを作ったアリーナ・スミスには大拍手!
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