青天を衝けの37の情報・感想・評価

エピソード37
第37回 栄一、あがく
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Clary

Clary

岩崎率いる三菱と合本の消耗戦がなんとも。。そんな時の伊藤博文の大物感よ。 この時代、国力をあげるそれぞれの正義がしのぎを削っていただけに衝突も多かったんだろうな、と感じる。
まみりん

まみりん

このコメントはネタバレを含みます

岩崎弥太郎の最期
moon

moon

愛しい人を亡くした喪失感は どうにも拭えない。栄一の憔悴ぶりが痛々しい。 仲間の前では何とか気丈に振る舞うが、その生気の無さに栄一の為にというより、日本の為に「再婚を」と言われる栄一。 でも…慶喜の昭武や恵十朗の話は栄一の気を紛らす事にはならず、栄一は堪えきれず涙する…。その当時の栄一にとって、慶喜は本心をさらけ出せる(甘えられる)唯一の存在だったのだな…家族や仲間の前では泣いて居られない…ものね…。 それでも、岩崎との闘いに怯む事もなく、がむしゃらに突き進む栄一。独占と合本との意地の張り合いが、街頭で新聞講談士によって語られるのが 興味深かった。当時、新聞は高価だった為、庶民はあのような講談士の話で世の中の動きを知ったという。最初 運賃の安値合戦だったのが、最後にはスピード合戦になり、衝突事故まで…! 栄一が これほどに激しく負けず嫌いだったとは!それを五代にも窘められ、株を乗っ取られそうになり、岩崎への制裁を頼んだ伊藤からも「己が正しいと主張するのに相手の欠点ばかり言うのは君らしくない」と栄一は言われてしまう。 栄一も人間くさい人間だったのだな…熱さは並外れてたが! その最中、岩倉具視が日本の将来を案じながら亡くなる。その後、弥太郎も逝く。彼なりに日本を思っていたのは確かだろう。 そして、訃報を聞いた栄一も、ライバルが居なくなったのを喜ぶと思いきや、信じようともしなかった…それは、やはり 弥太郎を心の何処かで認めていたから…なのかな。 そして、五代も三菱と共同の合併を取り持つが、50歳という若さで亡くなってしまった💧 この数年 千代を始め、次々と栄一に影響を与えた人々が亡くなったのだな… 91歳まで生きた栄一。どれだけ多くの仲間を見送ったのだろう… このドラマを観る為に渋沢栄一を調べた時、千代が亡くなってから一年経たないうちに再婚した、それも妾ではなく別の人と!直ぐに…という事が違和感が有った。けれど、 数話前からの千代の賢妻ぶりを見ていて、グラント将軍など賓客をもてなすような地位に在る栄一の妻には、やはり それなりに教養や度胸が必要で…くにには荷が勝ちすぎる(重すぎる)という栄一の理由は尤もだと思った。兼子がやすの知り合いで栄一を勧めたというシチュエーションが 自然で良かった。 最初から 情ではなく、あくまでも渋沢家を取り仕切る役目で結婚した兼子。 でも… 歌子に赤ちゃんが産まれて初孫に喜ぶも、「千代に見せたかった」という無念さで兼子の前で涙する栄一。 そんな栄一に離縁してくださいと申し出る兼子の言い分に「許さねえ」と言ってから直ぐに「いや、違う。済まなかった、俺は偉くなんかねぇ!周りに守られて来ただけだ。俺を叱ってくれ!助けてください!」と頭を下げた栄一。当時、主人たる夫が妻に深々詫びるなんて…それも、栄一のような地位の人物が…!助けてくださいとまで…(くにでは栄一を叱る事は出来まい。) その姿に心打たれたんだろうね…兼子。 千代の事は忘れられない!でも…その事で兼子に辛い想いをさせるのは間違いだったと 直ぐに己の過ちを詫びる栄一は やはり素敵な男だ。沢山の女性に愛された由縁がその辺に有りそうだ…と思った。 そして…養育院はついに栄一と兼子の手で運営される事になる。 この養育院の部屋の隅の裁縫道具に目を停めて千代を思い出すシーンには 栄一と一緒に 思わず涙が込み上げてきた!「見ていてくれ!千代」そんな栄一を温かく見守る兼子も、素敵な女性だ! 栄一が養育院の院長を亡くなるまで続けたのは…やはり千代の養育院への想いを繋ぐ為と、栄一の貧しい人々を救う事は世の中も救う!という信念を守る為だったのだと思う。 栄一と兼子にも男の子が二人も恵まれ、順風満帆に見える渋沢家。だが… 篤二は複雑な想いを栄一に抱いている様子。成り行きは知っているけど、どんな風に描かれるのか… あぁ‼️あと4話しかない‼️😫 本当に残念で仕方ない!!この先 ずっと15分延長でも足りないくらい。😭
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わかな

わかな

栄一が周りに支えられていたと気づいて兼子さんに頭を下げるのがよかったなあ 養育院を守っていくことが千代への1番の供養になるよね。兼子さんも栄一の良いパートナーになってくれそう。 そして何よりラスト数秒の泉澤くんの存在感よ…。ちょっとぐれてる?やさぐれてる?この先の篤二が心配だな…。
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