ペンちゃん

医師ヨハンのペンちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

医師ヨハン(2019年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

もともと、病気や死と向き合う話は精神的に疲れるので、高評価といえど避けておりましたが、キルミーヒールミー視聴後、チソンロスから解放されるべく、辿りつきました。そしたら、ヨハンチソンが素敵すぎて、チソンロスが増しまして、さらに辛い。

ストーリーは正直モヤモヤする部分もありました。
安楽死の実刑を受けながら、冤罪のようであったにも関わらず、真相が明るみにならなかったこと。
ギソクの暴行からの死も加害者たちは裁かれたのかわからずじまい。
ミョンオ弁護士も逃亡しましたが、その後どうなったのか全然触れられてなかったし。
終盤の音信不通の3年間も、ちょっと強引ていうか、ヨハンを1人で苦しませたくないと献身だったカンシヨンの気持ちは?ラストを盛り上げるための過剰なエピソード、韓国ドラマあるあるすぎでは?

いろいろ文句をいいながらも、考えさせられることも多く、面白かったです。
ヨハンは安楽死を肯定してなかったのに、安楽死の医者として裁かれたのは辛かったですが、ヨハンを糾弾した検事や看護師も子供を殺された被害者でもあったし、ヨハンを弁護したミョンオの気持ちも理解できます。
ギソクを暴行した加害者と幼児を殺した殺人犯以外は韓国ドラマにありがちな徹底した悪人がいなかったのも、安楽死という難しいテーマを扱った作品として好感が持てました。
コロナ流行の前年の作品でしたが、パンデミックの混乱を目の当たりにした今だからこそ、新型ウイルスのクラスター騒動はリアルな感覚で視聴できました。本当にハンセ病院のペインクリニックの研修医たちは優秀です。

ただ、やっぱりスコア高めなのは、チソンさんの魅力によるものかなと。本当にかっこよかったです。
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