ねまる

ロキ シーズン2のねまるのネタバレレビュー・内容・結末

ロキ シーズン2(2023年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最終回、すっごい良かったな。
ロキちゃん、ロキちゃん、ロキちゃん。

シーズン1も面白かったけど、まだまだ膨らませる段階で、それがこんな風にまとまるなんて。
キー・ホイ・クアン演じる、愛らしいOBなど仲間もたくさん増えて、マルチバース大ピンチを必死に繋ぎ止めようとするロキ。

ロキは神様なんだよね。悪戯の神、裏切りの神。
神様になりたかったんだよね。
兄の王座を狙ったり、地球を征服しようとしていた頃、神様がどんなものかきっとまだ分かってなかった。

時間軸を巡るゴタゴタの中で、
1人の人間?生き物?であるロキは、自らの力で仲間を得て、守りたいものを見つけて、そのためにすべきことを見つけた。
それと引き換えに全てを失って。




これは、余談なんだけど、『ロキ』って『ドクターフー』の影響が濃いよね?TVAのいうタイムキーパーってタイムロードだもんね。メビウスはコンパニオンなんだね。
『ドクターフー』は「大人にも分かるくらいにシンプルで、子供が飽きないくらいに複雑」というテーマがあるけど、『ロキ』は1話完結でなく大人には複雑過ぎたからしばらく主題をつかむのにポカンとしたけど、最終話まで来たらようやく分かる。

ロキ自身はドクターの人柄というより、まんまマスターなので、マスターが善のタイムロードになるまでを描いている、と捉えると私の中ではシンプル。

すぐに地球を征服しようとしたり、そのためにエイリアンと手を組んだり、ソー/ドクターを挑発することが何より好きだったり、
ロキも地球人全員自分に変えて喜びそうだし、ロキとシルヴィは、マスターとミッシーでもやったもんね。自己愛の話。

ロキだけの、ロキのための物語があって、本当に良かった。
ねまる

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