彦次郎

ファルコン&ウィンター・ソルジャーの彦次郎のレビュー・感想・評価

4.0
初代キャプテン・アメリカであるスティーブから世界平和を託されたファルコン(サム)とウィンター・ソルジャー(バッキー)のコンビを主役にMCUシリーズの大作『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後を描いたアクションドラマ。
エンドゲームでメインキャラの双璧たるアイアンマンとキャプテン・アメリカが去ったことによる空白が生じたことは作品内だけでなく視聴者側も感じてしまっていたことですが新たなキャプテン・アメリカの登場、更に再登場する(ネタバレのため触れません)登場人物たちだけでもなかなか意外性があり新たな展開にしていこうという意気込みを感じました。意気込みと言えばキャプテン・アメリカにおける白人万歳みたいな主義の裏側というか暗部も描かれているところはドラマならではで重厚さがあったと思います。
MCUヒーローの中でも年齢の歪みが生じて不遇な人生としかいえないバッキーがけっこう好きなので本作で主役格になっていたのは嬉しかったです。

余談。
まだMCUシリーズを知らない頃、ちょうどこのドラマが配信された時期にYoutubeで本作のPVでサムが繰り返し投げる盾のシーンが刷り込まれていたので本作を初めて観た時には感慨深いというか「やっとここまで追いついたぜ!」という謎の達成感がありました。
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