今回は前作から引き続きSPも挟んだり2作目にして珍しくクールも長く力をいれている。
途中東日本大震災の10年目の節目を迎えるにあたって愛する人の死と向き合うということを深く考えさせられる内容になっている。
タイトルにある監察医の事案のドラマだけではなく家庭の愛だったり人の思いやりを描いたドラマだが、コロナ禍での医療従事者の差別問題も扱ったり、人として大事にしたいことをこのドラマを通して伝えている。
これを重いと取るのではなくギスギスした今の世の中には心を温かくしてくれる必要なドラマであると言いたい。
上野樹里の最近短くブツギレに発するセリフ回しが少し気になるがやはり演技派で、その周りの時任三郎はじめ榎本明など子役まで本当に全員が素晴らしい演技で良い味を出していて毎回泣かされる。
この家族にこれ以上の試練を与えないで欲しいと視聴者ながら思った。
ラストの締めくくりも見事な本当に素晴らしいドラマでした。
