きみどり

The Sinner -隠された理由- シーズン4のきみどりのレビュー・感想・評価

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シーズン1を面白く観た記憶があったので、これがファイナルシーズンならばと気を取り直して鑑賞(2はともかく3は飽きて途中離脱しちゃったんよな)。

『特捜部Q』『ヴァランダー』『キリング』系のヨーロッパ発嫌ミス(舞台はアメリカに翻案)。刑事が殺人事件に入れ込み過ぎて、人格と家庭が崩壊気味なところが共通している。この手の話が好物なのよ…。でも実際に家族や近い関係の人がこんなだったら上手くやっていく自信はない。

逃げようのない狭小な人間関係や保守的な土地に、経済不安、宗教問題、薬物禍、移民問題ともう要素がてんこ盛りでお腹いっぱいになりました。

ビル・プルマンは相変わらず仕事としての捜査を逸脱して突っ走る。恋人を粗末にするので、しまいには捨てられる。謎は解明できたけれど、失うものが多い結末だった。



原作はドイツの女性作家のミステリ小説で、とにかく地味で鬱々と暗い。これを映像化したジェシカ・ビール、頑張ったなあ。俳優が製作に回ると、イメージを良い意味で裏切ってくれる人が多い。
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