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ミストレス~愛に惑う女たち~のsumiのレビュー・感想・評価

4.3
"あの男は死んで当然なの" 4人の女たちが死体を隠すシーンから始まり、何が起こったのか男とは誰なのか現在と過去が錯綜しながら物語が進んでいく展開はとてもスリリングで一気に見てしまった。夫を亡くしたシングルマザーの女、野心の強い夫を持つ妊活中の女、不倫相手が何者かに殺された女、浮気調査を依頼された弁護士の女。なんの関係もなさそうなそれぞれの出来事がいつしかひとつに繋がっていく過程はゾクゾク。出てくる男たちも皆どんどん疑わしく狂気じみてくるから冒頭の男が誰でもおかしくない。権力者の出てこない韓国サスペンスって新鮮だしこれめっちゃ面白いなと思ったらオリジナルはイギリスとのこと。どうりで。でも丁寧に物語が展開されていくのでリメイクとはいえ完成度高すぎ。リメイクする意義をみた。
ただひとつ、ハンガインの表情がどんな時もワンパターンなのが気になった。特に終盤は感情が入り乱れるシーンだらけなのに常に😳こんな顔で周りが演技上手なだけにさらに際立つ。チェヒソがすごく良かったな〜。ハラハラ感がたまらず。ギョウルセム!と思わず叫んでしまいたくなったシンヒョンビン、そして安定の何色にも染まれるオジョンセ。タイトルだけだと愛憎ドロドロ劇に見えてつまらなさそうですが、しっかりとしたサスペンスでかなりおすすめです。
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