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眩(くらら)~北斎の娘~のrokurotのレビュー・感想・評価

眩(くらら)~北斎の娘~(2017年製作のドラマ)
2.5
高評価であると聞いていたわりに
中身のない話であったことか

予算を使っているわりに
どこかで観たような
通り一辺倒の画でしかないことか

ただの伝記と酔狂もどき
このドラマは死んでいた。

陰翳がテーマであった割に
演出でもシナリオでも
そういった意味のある描写は淡く

濃いと淡いと申していた世界観も
濃さは一切なく、淡いのみであった

北斎の娘はなんだ
何もしていない。あわあわしてるのみ
全然感情移入できなかった。

北斎やお栄の描く絵と二人の人生が、物語上、何よりも輝かせ、暗くできるはずなのに

一切濃いところはなく。
その結果、素材である宮崎あおいと松田龍平の美しさが強調されていた。

なんだそれ
もう少し演出方法があっただろ
せっかくの演技が殺されている。
 
シナリオも演出も
古臭い、詰まらないものだった。

北斎は死ぬ前にそんなこと言ったのか
はなはなだ疑問だ。

北斎が劇中で行っていたセリフ

あと3日、30日、3年かかればきっとできると言いきれんのかい!三流の玄人でも一流の素人に勝る。何故だかわかるか。こうして恥をしのぶからだ。己が満足できなくても、歯ぁ食いしばって世間の目に晒す!悔いてる暇があったら、とっとと次の仕事にかかれ。

どんだけ間に合わなかったんだよ
恥でしかないだろ。

期待して損した。金返せ。


物語の変化点は
北斎が倒れるところと
善次郎が死ぬところ

とはいっても、淡い変化
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