湯っ子

エンライテンドの湯っ子のレビュー・感想・評価

エンライテンド(2011年製作のドラマ)
4.3
ジャケが「フリーバッグ」のパクリ?と思ったら、こちらの方が先でした。「こじらせ」って言葉にも食傷気味ではあるけど、やっぱりこうやってジタバタするヒロインものは大好き、しかもアラフォーっていうのが新鮮。とかく恋愛絡みの自分探しに終始しがちなアラサーのジタバタとは違って、「過去に残してきた自分の課題」であったり、「自分がこの世に生きた証が欲しい」が根源のジタバタであると思う。
大会社で働くエリートたちは、ダークな色味のスーツと不機嫌そうな表情が制服みたい。いっぽう、ローラ・ダーン演じるエイミーのお花畑みたいなファッションは、彼女の逸脱や、頭の中そのものを表しているみたい。
空回りしては痛い目にあい、少し成長したように見えては懲りずに空回りするエイミー。
一日一歩、三日で三歩、三歩歩いてニ歩下がる。人生はワンツーパンチだね。
湯っ子

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