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悪魔の手毬唄のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

悪魔の手毬唄(1977年製作のドラマ)
4.3
岡山県の鬼首村を訪れた金田一耕助は滞在先の亀の湯で知り合った多々良放庵から20年前にこの村で殺人事件があったことを聞かされる。
被害者は亀の湯の女将・青池リカの夫・源治郎で、加害者は詐欺師の恩田幾三と断定されたが、事件後行方不明のままであった。
やがて金田一は、放庵の元妻・栗林りんを名乗る老婆と峠で行き交うが、その後、放庵は謎の失踪を遂げてしまう。
そして村では凄惨な連続殺人事件が始まるのだった……。
古谷一行が、金田一耕助を演じたテレビシリーズ最終作。
手毬歌になぞらえた連続殺人事件の謎解きは映画と同じ展開だが、金田一耕助が手毬歌になぞらえた連続殺人であることに気づくまでがじっくり描かれている。
親の因果を背負う里子や千恵子と歌名雄の交流がじっくり描かれていて、より切ない後味のミステリードラマに仕上がっている。池波志乃、夏目雅子の好演が、印象的。
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