Kyu3

レヴェリー 仮想世界の交渉人のKyu3のレビュー・感想・評価

レヴェリー 仮想世界の交渉人(2018年製作のドラマ)
3.3
ユーザーが思い描いた仮想世界で、ユーザーが望む体験ができる仮想世界体験システム「レヴェリー」。しかしシステム側がユーザーを仮想世界から現実世界に連れ戻すことはできず、ユーザーが自分の意思で仮想世界から戻らないと言けないと言う飛んでも仕様のため、仮想世界に留まり続ける人が次々現れ問題に。そこで主人公が仮想世界からユーザーを現実世界に連れて帰ると言うストーリー。

「主人公が仮想世界に留まり続ける人たちを現実世界に連れ戻す」と言うコンセプト自体は悪くないと思うけど、「ユーザーが自分の意思で戻らない限り戻れない」と言う飛んでも仕様や、このシステムを体験するには謎の生物みたいなチップ(?)を血管に注射し、それが脳に到達して寄生するかのように脳に取り付く必要があるなど、ドラマのタイトルともなってる「レヴェリー」と言うシステムがあまりにリアリティのない非現実的システムで無理があるため、「SF」としてはかなりイマイチ。😅

しかし個人的には割りと好きな作品。と言うのも、主人公がユーザーが仮想世界に留まり続ける理由を仮想世界に入ってユーザーと直接話したり、現実世界で調査したりして、最終的にはユーザーを説得して現実世界に連れ戻す(事件を解決する)と言う個々のストーリーが、私の好きな「一話完結ミステリー」と同じなので。ちょっと変わった「一話完結ミステリー」として見るなら、それなりに楽しめる作品だと思う。
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