ねまる

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のねまるのレビュー・感想・評価

4.0
ジョン・スノウとは、
デナーリス・ターガリエンとは、
何だったのだろうか。

あるべき存在の不在を憂い、
適当でない人間の存在を廃したいと願った
あの頃は間違っていたのだろうか。

それもまた、独りよがりの正義だったのだろうか。

この物語で起こるのは基本人の過ちが引き起こす悲劇だったが、
このシーズンで起きた悲劇は極めて残虐なものだった。
とてもじゃないけど受け入れられない。

結局、あるべき存在は不在のまま。
裁かれるべき人間が居座り、
残るべき人間が去る。

デナーリスをああしたのは彼女の素質が原因か?周りの人間がそうさせたのか?
何故ジョンを主役に描いたのか?悲劇のヒーローで終わらせるのに。

今までだって散々、観たくないものを見せられても楽しんできたのに、
今シーズンだけは、ただただ悲しさだけが残った。
ねまる

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