ねまる

フリークス学園のねまるのレビュー・感想・評価

フリークス学園(1999年製作のドラマ)
4.7
「プロムで踊るのが1番嫌なことなんて幸せじゃないか」
1話のプロムのシーンは自然と涙が出た。

Geeksの3人組が終始可愛いので、穏やかな顔して観てる、なんと微笑ましいことか。
目線は母親。
でもFreaksの方は同世代として観ちゃう。
リンジーと自分を重ねて、自由な変人たちの学園生活に憧れる気持ちと、そのおふざけを楽しむことの出来ない葛藤がリアル。

ねぇ、怖い家にいかない?
ねぇ、映画を観にいかない?
ってリンジーが提案するのに対して、
「何でお前は何でもしたがるんだよ」
って突っ込まれる。
ただドライブして、ただ悪いことして、それで楽しいだろう。って感覚。
この感覚が分からずに戸惑う感覚に覚えがあって、分かる!!となってしまった。

5話Tests and Breasts
ゲラゲラ笑った回。
サムとダニエルの苦手な授業。
先生の接し方の違いを問題として描いていることにはそうなんだけど、
リンジー爆笑でオチをつけるところが最高。
ほんっと馬鹿らしいな、馬鹿らしい。
ダニエルに対しても、この状況も、何よりリンジー自身自分が心の底から馬鹿らしくて、笑うしかない。
ここのダニエルを中の人に置き換えて、本当私まで自分が馬鹿らしいわ。(この回を機に距離をフランコから距離を置くことにしました。推すのが辛いという感情だった)
大いに笑わせていただいたしね!!

コメディなスクールドラマでありながら、
ぐんと刺さったり、なんか急に涙出てきたり、納得してしまったり。
15年経ってもキャストが集まったり、1シーズン打ち切られたことが悔やまれる今でもカルト的人気を誇るドラマ。
分かる、これは傑作。
ただし、Netflixから消えた今、DVDの販売もレンタルも無く日本で観る方法はない。

最後まで見たら投稿しようと思ったけど、
観られないので一旦投稿します。
ねまる

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