ひな鳥ピヨー

ロマンスが必要のひな鳥ピヨーのレビュー・感想・評価

ロマンスが必要(2011年製作のドラマ)
3.4
結婚も出産もゴールとしない、この3人は何処を目指して進んでいるんだろう?

10年付き合って不遇の時代を支えた映画監督の彼氏がやっと成功して浮気して悔いたからやっとプロポーズしてくれたけど、男の性だからと目移りを許してまで思い出が多過ぎて忘れられないからって結婚するのが幸せになるのか。

恋愛ロマンスと体の相性を重視してトキメキ賞味期限が過ぎる前に3ヶ月周期を繰り返す自由恋愛の末に姦通罪されても情熱重視は幸せなのか。

生涯たった一人との結婚生活をスタートするために後生大事にまっさらで準備期間する耳年増な離婚弁護士は幸せなのか。

三人ともキャリアウーマンだから精神面では愛に固執しても経済的に自立して女子会で頻繁に会える友達がいるのも何だかんだで余裕ある選択する理由なんだろうね。

ある意味で10年間が内縁の妻でシミュレーションしたって考えたら再構築になると思うんだけど、子どもを作ろうともせずに言葉だけの“責任と義務”で依存さえも彼女のせいにされるのは…。甘やかした結果なんだろうが、浮気も性格も始めからわかっていて都合のいい隠れモラハラを受け入れたら開き直られて許さなきゃいけないのが一生続くんだろうなーと。どうせ許してくれると侮られている。

みっともなさも惨めさ感じずに取り繕うこともなく素のままでいられる相手が楽で幸せなのか。背伸びして塗り固めてステップアップする生活は窮屈なのか。
それぞれの価値観なんだろうが、イニョンはプライドが高いんだろうな。自分が譲歩して許して養って“あげる”のはいいけど、引け目を感じてして“もらう”のは苦しくなっちゃうって年齢や性格も含めてぶりっ子するわりに甘え下手なんだろうなってダメ男好き
ラストは、(そうかそっちかー)ってなった。

予算足りなくなったのか14話からスライドショーみたいに流れていくシーンが多用されていたのは何の演出なんだろう。