改装中の家の暖炉から白骨遺体が発見される。ロンドン、ビショップ署のサニー・カーンは現場に向かい調査を行おうとするが、この日赴任して来た警部ジェス・ジェームズは予算不足を理由に早期に幕引きさせようとする。ジェスのやり方に付いて行けないカーンは前任の警部キャシーの墓参りへ行きこぼす。
▶︎前情報でキャシーが不在になると聞き寂しく思い、シリーズがどうなるのか気になっていたが、上手く着地して良かった。とは言え事件の終わり方は後味の悪いものだったけれど。今シリーズも事件とビショップ署の刑事らの問題が混在しながら進む。
未解決事件の捜査が中心のチームだったのに白骨遺体の捜査をしないなんてと思っていたら、カーンが押し切った甲斐がありギリギリ捜査対象の年月の殺人事件と解る。そこまでの駆け引きで気分は盛り上がった。
解決までの二転三転する犯人像と関係者のバックグラウンドの設定も、このシリーズらしく楽しめた。
ラスト、ジェスのニックネームの件は笑えた。