MIDORI

ER緊急救命室Ⅳ <フォース・シーズン>のMIDORIのレビュー・感想・評価

3.8
今のところ、シーズンを重ねるごとに面白くなっているER。

前回シーズンに襲われた後遺症で人を信じられなくなってしまったマークは職員だけでなく、患者にもキツく当たって病院で孤立してしまう。そんなマークを元に戻す手伝いをしたのは、親友ダグでした。

そして、ダグとキャロルはヨリを戻して、あの遊び人だったダグがキャロル一筋に。キャロル一筋になり、一生キャロルといたいと思ったダグは関係を急ぎすぎて、逆にキャロルがそのスピードについていけず、一時期ギクシャクもしましたが、最終話の違法な治療を決行したダグとそれを手伝うキャロルを見て、この二人は運命共同体なのだなと思いました。

カーターは、正式にERへ移籍。しかし、外科インターンだった年数はカウントされないので、一年目とカウントされて、マギーの部下扱い。何でもマギーの承認を取らなければいけなくなり、落ち込んでいたものの、外科の知識を活かして患者を救ったことから、アンナ・デル・アミコとの距離がグッと近づく。しかし、アンナはあまり裕福ではない家庭出身で、カーターは資産家出身なので、一時期はその身分差に距離を感じたアンナが離れてしまうが、患者を守るために留置所に入れられたカーターを救ったり、カーターのピンチにはいつもアンナがいました。なので、この二人もいつかくっつくのかな?と思いきや、なぜかこのドラマはロマンチックな方向に持っていかず、ビックリしました(笑)カーターが大活躍した15話の「緊急脱出」は、カーターファン必見です。

HIVポジティブが発覚して以来、ジェニーの周りは騒がしく、特に元旦那のアルは仕事を失ったり、大変な目に。そんなとき、病院の財務状況の関係でジェニーの職が失われそうになり、アルはこの機会に二人で別の土地に行きやり直そうと伝えますが、ジェニーの意志は固く、二人は別れる決断をします。ジェニーのもう一つのストーリーは、部長の息子で、難病を患っているスコットとの話。スコットは思春期に差し掛かり、部長をはじめ、他の医師たちに反抗的な態度を取りますが、同じく病を患うジェニーとは心を通わせます。

外科チームは、新しく来たロマノとコーデイ、ベントンの三角関係がメイン。といっても、みんな近づきそうで近づかないこの関係にモヤモヤしながらも、いつくっつくのか楽しみでした(笑)

ゲストで面白かったのは、告訴されたマークを助けるために一日医師のふりをさせてくれたらタダで弁護すると言った敏腕弁護士役のダン・ヘダヤ。救命士の講習を受けるくらい医師への憧れが強く、その上知識もあるため、マークが目を離すと勝手に他の医師へアドバイスしてるのが面白かった。この俳優さん、CBSで放送中の“ブルーブラッド”でも、検事補エリンに何度も呼び出される証人保護中のマフィア役で登場していて、ゲストなのに毎回インパクトが強い!

シーズン4第1話はドキュメンタリー番組のロケが行われている設定だったので、ロケカメラ目線で放送されていたのですが、インタビュアーがリサ・エデルシュタイン!この方の有名作といえば、Dr.Houseですが、前回のオマー・エップスといい、Dr.Houseキャストもちょこちょこ出てるんですね〜。

マークと恋仲になる受付嬢シンシア役で、マリシュカ・ハージティが!マリシュカといえば、今やプライムタイムで全米最長のシーズン22を放送している“LAW&ORDER:SVU”でシーズン1からフルシーズンレギュラー出演中。SVUをきっかけに、プライベートでも性犯罪被害者を助ける活動をしているマリシュカは、名実ともに全米No.1のテレビ女優ですが、ERでは若くて美人でちょっと単純な受付嬢として登場しました。好きな俳優の下積み時代を見られるのがこのドラマの好きなところです。

最後にビックリしたゲストは、またもやCSIキャストのジョージ・イーズ。本当にこのドラマはCSIキャストが多すぎる(笑)
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