ShinMakita

サウスランド シーズン5のShinMakitaのレビュー・感想・評価

サウスランド シーズン5(2013年製作のドラマ)
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☆俺基準スコア:2.7
☆Filmarks基準スコア:4.0




…説得は無用だ




ノースハリウッド署の巡回警官ジョン・クーパーは、相棒ジェシカと決別後、再び指導係となる。組むのはアフガニスタン従軍帰りのスティールだ。生意気なスティールに手を焼き、ある時ついに指導係を辞める決意をする。結局、ヒスパニック系のベテラン警官ハンク・ルセロと組むことになり、そのプロぶりに感銘を受けて充実した警官生活を送ることになるのだが…

アルバラード署では、ベン・シャーマン巡査が引き続きサミー・ブライアントと組んでいる。恋人ブルックがいるのに相変わらず事件で出会った美女たちに手を出す女癖の悪いベンを、サミーが諫める日々だ。そのサミーも、息子の養育権を巡って元妻タミーと泥沼係争中。カネのためボディガードのバイトを始めたサミーはある事件に巻き込まれて…

殺人課刑事リディアは妊娠出産を経て課に復帰。シングルマザーだが、相棒ルーベンが協力的でなんとか仕事もこなして容疑者の女ボクサーと格闘したりと頑張っている。しかしある夜、帰宅したリディアは強盗に殺された母の遺体と対面することに…





「サウスランド」シーズン5(ファイナル)


シーズン4同様、3組の日々を交互に描く構成。バーでクーパーとベンがばったり出会うシーンなんかもあるけど、「指導係と教え子の再会で感慨深い」なんてこともなくアッサリなのがリアル。

クーパー周りが特に鬱展開。教え子や先輩の惨めな姿を見せられて、警官人生に疑問と迷いが出てきます。父が犯した犯罪も、自分がゲイのせいだと聞かされたら鬱になりますよね…一方ベンはどんどん不良になってきて見ていてハラハラします。父性に目覚めたサミーが真面目になっていくのと対照的ですね。ラスト3話で描かれる3組の亀裂と衝撃に哀しさしかありません。
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