クリストフォルー

夢のカリフォルニアのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

夢のカリフォルニア(2002年製作のドラマ)
3.8
岡田恵和が、94年の『若者のすべて』よりもマイルドなタッチで、2000年代の迷える青春像を、堂本剛に『ちゅらさん』の国仲涼子、そして柴咲コウのアンサンブルで描き出したドラマ。
「GO」から「GOOD LUCK!!」「Dr.コトー」や「オレンジデイズ」に続く“お強め路線”も好いけれど、「化粧師 KEWAISHI」から本作、そして「着信アリ」「世界の中心で~」に続く控えめな柴咲コウも好きです。
1話目のシリアス展開から惑いの2話、そしてコメディ色が濃い目の3話へと進むにつれ、まんまと岡田恵和の術中にはまってしまう。恋愛模様よりも人生に惑う様を中心に据え、出てくる人物各々の訳あり感の張り方も上手い。ハッピーエンドを求めず、夢中で迷い続ける青春もあっていいんです。
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