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オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史のryodanのレビュー・感想・評価

5.0
2013-06-18

さすが映画監督だけあって、見せ易く分かりやすかったです。
10回シリーズでの放送のため、圧倒的な内容でした。
アメリカが、歴史の過ちをどこで間違え、何回繰り返すのか、一筋縄ではいかないいろんな思惑が潜んでいました。
戦争、それに伴う代理戦争、核開発による抑止力という名の軍備増強など。
理想を掲げても、絶対に潰されてしまう。
見ていて、やはりF・ルーズベルト、J・Fケネディは芯を貫き通した大統領ではなかったかなと思いました。
そして何より、通説の歴史認識では挙がってこない、H・A・ウォレスという人物。
彼ほどアメリカの国造りに奔走した人はいないでしょう。
彼が大統領になれなかったのも、今のアメリカの路線に悪い意味で影響があったろうと思います。
歴史に、「もし」はないんですけどね。
でも、ここでやっぱりボタンの掛け違いをしているんですよ。
だからストーン監督は、何度でも彼のことを繰り返し話すんです。
でも、偉いよね、おかしいと思ったら、検証することが出来るんですから。
立ち返って日本は。
オハズカシイ限りです。
とにもかくにも歴史を歪曲しまくって、憲法変えようとしてるし、河野談話も村山談話も完全にシカトですからね。
あと、話変わりますが、いろんな時代の映画がチョイチョイ出てきて楽しかったですよ。
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