こうだい

ウォーキング・デッドのこうだいのレビュー・感想・評価

ウォーキング・デッド(2010年製作のドラマ)
3.5
映画とドラマなので比較しても致し方ないのだが、どうしても『バイオハザード』と比較しながら観てしまった。勿論予算も違うが方向性も異なる様で、

『バイオハザード』
アンデッドと戦う。

『ウォーキング・デッド』
アンデッドから逃げる。

という様なイメージを抱いた。

僕はアクションとCGが好みの為、予算的にも正直バイオに軍配が上がる。

ウォーキング・デッドは強い敵も出てこないし、アクションも普通の人間程度。

しかしながら、ウォーキング・デッドには、ドラマという特徴を生かした強みがある。

それは、色濃い人間模様!

長い尺を生かし、一人一人にフォーカスする事で、一筋縄ではいかない、個性の立ったキャラ達のいざこざ・掛け合いがとても魅力的である。

正直退屈な部分もあったが、それでも目が離せない何かがこのドラマにはあった。

特に、最終話(第6話)が1番面白かった。舞台は定番中の定番、研究所。アンデッドは殆どこの話には出てこないが、実に面白い。アンデッドが居なくても、人間模様だけで成立するのが良く分かる。(文句なしと言いたいところだが、爆破のCG感がどうしても否めないので、予算が増えた次作以降に期待)

希望を捨てずに修羅の道を選ぶか、研究所で痛みを感じずに死ぬか。(実質安楽死?)
自分ならどっちを選ぶだろうか?
選ばなくていい人生である事を願いたい……(笑)

第1話の死人を服に塗りたくるのだけはグロく感じた。アンデッドは結構サクッと殺すので基本的にあまりグロさは感じないかな。
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