リッジスカイウォーカー

家族ゲームのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

家族ゲーム(2013年製作のドラマ)
3.9
原作が昭和の終わりを切り取っており、昨今のドラマでは見られない、壮絶なイジメを切り取った内容。

何年経ってもイジメというのはなくならない。

人間から誰かを見下して楽しむ感情をなくすことはできるんだろうか。


全ては親の教育や周りの環境によるんだよな…。


自分も小学校から中学校までイジメにあっていたので、嫌というほど気持ちがわかる。
そして先生に助けを求めても助けてくれない絶望も。


目には目を。歯には歯を。

櫻井翔さん演じる主人公は自分を追い込み、人間を更生させるために全てを捨てている。
ここまで身を捧げないと、他人の考え方を変えるっていうのはできないものだと思う。

ウィリアム・ジェームズの名言、

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

これは真にその通りですね。


忽那汐里さんってそういえば最近見ないなって思ったら、今日本にいないんですね!
そしてオーストラリア生まれっていうことを知りました。

へぇー。

通りで日本人離れした顔立ちだなって思ってた。


誘惑される板尾さんを見てると、男はつくづくしょうがないなと思うw


人間の本質と再生にフォーカスが当たった物語。
展開がむちゃくちゃな分、先の読めないストーリーに最後まで一気に観れます。

言いたいことを言えない世の中。
吉本荒野が吐き出す言葉の一つ一つが刺さる。


重たいので2回目観るのは辛いけど、辛いことに向き合うことを教えてくれる良作。


いいねぇ〜