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警部補 矢部謙三2の傘籤のレビュー・感想・評価

警部補 矢部謙三2(2013年製作のドラマ)
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かーなり面白かった。シーズン1からさらに登場人物の魅力が増していて、それは警視総監の娘の天才探偵少女だったり、秋葉くんのちょっと報われない感じだったり、矢部をライバル視するエリート参事官の存在だったり、「お決まりのパターン」というやつを個々のキャラクターたちが良い具合に盛り上げている。話も1話ごとしまりのあるものが増えていて見やすい。基本的には矢部に弱みを握られている警視総監が、捜査中に矢部が死ぬのを期待して無理難題をふっかけるという流れで(文章にするとかなりやばい人ですね、警視総監笑)、しかし矢部の運と人任せによって見事解決!ってのがパターンとなる。1話ごと新キャラが登場し、良い味を出しているのも特徴で、前作が「矢部を中心としたチームもの」だったのに対して、今作はもっとコンパクトな事件をひとつひとつ追う(というよりも巻き込まれる)作りになっており、個人的にはこちらの方が矢部のずるさとかバカさとか愛嬌が出ていて好きだと感じた。いま見ると秋葉くんとかを殴ったりするシーンや、暴言を吐いてるシーンは(例えそれがギャグだとしても)あまり良い気分はしないのだけど、これはそういう小っちゃい男が上手いこと捜査をしていくコメディなのでそれを踏まえて見るのが吉。最終話では山田(仲間由紀恵)が矢部と会話するシーンもあり嬉しくなった。対して最初から最後まで上田は一切出てこず、一周回ってそれが一番面白い気がしている。
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