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ハゲタカのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ハゲタカ(2018年製作のドラマ)
4.5
外資系投資ファンドを率いる伝説の“買収者”・鷲津政彦―― 
“ハゲタカ”と激しいバッシングを受けながらも不良債権を抱えた“大銀行”や経営不振の“名門企業”へ次々と買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく。 果たしてハゲタカ鷲津は、閉鎖的な経済風土に風穴を開ける救世主なのか?日本を破壊する悪魔なのか?
NHK版は、原作小説にオリジナルな要素を付け加えているので、今回は原作小説に忠実なバージョン。
綾野剛の鷲津は、まさにダークヒーロー。閉鎖的な旧来のしきたりなどに縛られている企業や既得権益にしがみつき企業を食い物にする重役のせいで利益を減らしている企業に切り込み、天才外科医ブラックジャックのように企業の問題の根源を切り捨て大胆な改革をもたらす。
日本を変える外圧として悪名すら利用する鷲津のポリシーに感化され、芝野たちが日本経済再生のために奮闘する熱いヒューマンドラマが、見所。ミスチルの主題歌もテーマに合っていて、ステキ。沢尻エリカ、池内博之、小林薫、渡部篤郎の演技も良かった。
「私がハゲタカなら、キサマは食い荒らされるだけの腐った肉であることを自覚しろ」「死ぬこと以外かすり傷だ」など毎回ビシッと決めてくる鷲津のキメゼリフの数々が、カッコいい。
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