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松本清張ドラマスペシャル ガラスの城のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
都心にガラス張りの立派なオフィスを構える大手商社「實友商事」。さまざまな欲望を隠し持つエリートたちが集まる同社の次世代エネルギー部で、久々に社員旅行が開催されることになった。静岡で行われる展示会の後、慰労も兼ね、修禅寺で一泊しようというのだ。ほかの社員との付き合いが皆無に等しい地味な一般職・的場郁子(波瑠)、そして出世頭のバリキャリ課長・三上田鶴子(木村佳乃)はそれぞれ、まるで気が進まないものの渋々参加。旅館で行われた宴会でも社員たちが盛り上がる中、的場は食事を終えるや、そそくさと退席してしまう。
 一方、宴会後に散歩に出かけた三上は、薄暗い竹藪道で“まさかの光景”を目撃する。なんと出世街道まっしぐらのエリート部長・杉岡久一郎(丸山智己)が、旅館の浴衣を着た誰かと親密に寄り添っていたのだ! これは…社員旅行に便乗した社内不倫!? 偶然つかんだ不倫疑惑に思わず胸が躍った三上は、顔までは見えなかった相手の正体を密かに詮索し始める。
 その直後、“とんでもない事件”が発生する。なんと、急用で先に帰京したはずの杉岡がそのまま行方をくらまし、修禅寺近くの工事現場で遺体となって発見されたのだ! 社の名誉を重んじる次長・野村俊一(武田真治)が箝口令を敷く中、杉岡の死の真相を探るべく独自捜査を始めた三上は、非公開のSNSダイアリーで推理を展開。そんな折、遺体発見現場を訪れた三上は、的場も入れ違いでやって来て、土を持ち帰ったことを知る。そう、推理小説が好きな的場もまた事件に興味を持ち、独自捜査に着手していたのだ。しかも、的場は杉岡の家までも突撃! 何とも怪しい行動を取り…!?
 さらに不穏な出来事は続く。出世したい一心で杉岡に取り入っていたもう一人の次長・富崎弥大(塚本高史)の妻が急死。時を同じくして、三上の身の上にもぞっとするような異変が起こり…!
 負の連鎖が止まらない謎多き社内殺人事件。そんな中、事件を捜査する静岡県警の刑事・倉田文則(髙嶋政伸)は、後輩刑事・佐原壮馬(満島真之介)に的場をマークするよう指示。佐原は的場が犯人ではないかと怪しみながらも、彼女の独自捜査に同行するのだが…!?
松本清張のサスペンス小説をドラマ化。

ストーリーは、波瑠が演じた的場智子が、犯人と警察に詰問されているシーンから始まる。
木村佳乃さん演じた三上が、SNSで推理を披露するくだりが、交錯する。
次期部長をめぐる出世争い、それを踏まえての女性社員の争い、静岡での社内旅行、宴会を抜け出した的場と三上、杉岡部長とある女性社員の不倫、的場の謎めいた行動、帰宅しなかった杉岡部長、的場の推理小説好きが明らかに😊、伊豆山中で杉岡部長の死体が発見される😅、三上に警告メールが📩、的場が杉岡部長に金を貸していた理由😅、犯行現場にあった2種類の土の秘密🤫、冨崎次長の奥さんの死と杉岡部長の死の繋がりは?、三上まで行方不明に!、三上から的場に探偵リレー🕵️、的場に迫る影、会社の中にあるやりがい搾取の構図、三上のブログにある隠し事、謎解きは崖ではなくビルの屋上で、男の嫉妬と憎悪と狡さと女の承認欲求、事件の果てにカーストを超えたシスターフッドを彼女は見つけたそんなオチが痛快なサスペンスドラマ。
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