Kasa

不適切にもほどがある!のKasaのレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.2
2話以降で急におもしろさがわかってきた。回を増すごとにSF味が増して、風刺も効いていて、人間愛にあふれていておもしろい。

だけどやっぱり20代女から見ると気になる点も多々ある。
例えば「自分の娘にしないことはしない」は微妙にズレていると感じた。
仕事仲間の女性を、無償の愛を注ぐ対象である子どもと同列に語るのは違うような…?「自分がされたら嫌なことはしない」の方がしっくりくるな〜
作り手の意図と、解釈がズレているのならそれは申し訳ないなとも思う。
でも、素直に気持ち悪さを覚えた。
こういった直感は、理路整然とした感想やレビューどうこうの前に大事な物だと思うので書き残しておく。

セクシャルマイノリティが当たり前に出てくるような海外ドラマを見まくっている影響なのかもしれないけどね。

——-
観終わってみると、色々気になっていた点は、ドラマというより社会の問題な気もした。素直におもしろい。
日曜劇場と大河ドラマしか観ない父親も、このドラマだけは欠かさず観ていたらしい。20代と50代が同じ熱量で「おもしろい」と思えるエンタメなんて今の世の中にほとんどないよ。やっぱりクドカンすごい。
Kasa

Kasa