Benito

真犯人のBenitoのレビュー・感想・評価

真犯人(2018年製作のドラマ)
4.0
【 WOWOWと上川隆也の深い関係 】
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・2018年9月23日〜
・全5話
・WOWOW
・原作_ 翔田寛「真犯人」
・脚本_ 池田奈津子
・演出_ 村上正典
・音楽_ やまだ豊
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物語(脚本)としては、丁寧な作り。
そして真犯人が明かされるが、何とも痛ましいというか、辛い展開ではあった。

WOWOWドラマ多数出演の上川隆也、本作は通算10作目(2021.07現在11作に出演)にあたる。役柄としては20代、40代、60代を演じ、いつもながらその演技スタイルや声のトーンは不動なところが安定(安心)感を持たせてる。

演出は映画「7月24日のクリスマス」やドラマ「絶対零度」、そして多くのWOWOWドラマを担当している村上正典。人物描写の優しさ、ナチュラルさ、そして安定した演出で、ストーリーテリングの見せ方がうまいと思う。

そしてロケ地は原作と同じで、物語の舞台は裾野。東名裾野バス停、静岡県警富士裾野署、市役所庁舎、ヘルシーパーク裾野あたりが撮影で使われていた。

<サウンドトラック> 全21曲
→Amazon Prime Musicにて配信。
スコアは、やまだ豊。映画「キングダム」や「いぬやしき」の若手コンポーザー。このドラマのサウンドメイキングは、シンセ(アナログ、ベース音圧もいい感じ)とオーケストラの融合で厚みが増していて、それがテーマ曲的な'SHINHANNIN1974', '1988', '2008' のアレンジが異なる3曲で存在感を持たせていた。その他、ピアノメインの曲があるかと思えばアンビエント的な曲、SE的な曲もありドラマでは気づかなかったバリエーション豊富なサウンドが聴ける。
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