時は18世紀、 乾隆 (けんりゅう) 時代の中国は製塩業の最盛期にあり、 財政の四分の一を揚州 (ようしゅう) の塩商人が支えていた。 長い戦乱により国庫が枯渇すると、 乾隆帝は兵 餉 (へいしょう、 軍人の給料) を手配すべく塩政を司る役人尹如海 (イン・ルーハイ) を呼び寄せた。 しかし尹如海が道中で謎の死を遂げたため、 乾隆帝は揚州に阿克占 (アー・ コージャン) を遣わし、 兵餉の確保と塩務の調査を命じる。こうした中、 揚州の塩商人を統括する江朝宗 (ワン・チャオゾン)は阿克占と様々な駆け引きを通して、 時には命の危険も顧みず、 塩商人の利益を守りつつも国にも報いていく。
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