言葉を通して戦況を伝え、
国民を奮い立たせ、
時に戦況をコントロールする。
戦時中に重責を担った
アナウンサーたちの戦いを描いたドラマ。
彼らの仕事は、
敵国との戦いであると同時に、
自分自身の良心や
言葉がもつ力の大きさに対する
恐怖心との戦いでもあった。
主役から脇役まで、
キャスティングが素晴らしい。
令和の人に見えない。
国内の様子だけでなく、
フィリピンでの日本語教育まで
描かれていたのは新鮮だった。
曽祖父にあたる人が、
まさにこの時代のフィリピンで戦死した。
祖母が幼い頃に亡くなったそうだから、
遺影の顔でしかその存在を知らない。
ところが最近(お盆)、
祖母がふと昔の曽祖父との思い出を
話し出した。
それは「膝の上に乗せてもらった」
という些細な思い出だったけど、
祖母がとても嬉しそうで、
私まで曽祖父に会いたくなった。
ちょっと、
家系図作りがてら調べてみようかな。