30分✖️4話、映画1本分にも満たない尺だから、ミニドラマで正解なんだけど、なかなか濃ゆいテーマだし、ダンスも素晴らしかったので、もう少し肉付けして丁寧に描いてもよかったかもしれない。
最終話の発表会のダンスでは本当に感動して涙が出た。主人公は練習のときより断然本番に強いね。岡部さんの可愛さも際立ってる。
身体が発するメッセージを現代人は無視しがち。
彼らのダンスは音楽と、歌詞が伝えていることをちゃんと身体で拾っていくようなイメージで踊る素晴らしいパフォーマンスだった。振り付けがきっと素晴らしいのだと思う。
主人公がかつて仕事で追い詰められた状況はよく理解できる。彼の回復期と習い事としてのダンスとの出会い、そして、夫婦間のコミニュケーション不全、仲間たちの抱える個人的な問題と、なかなか現代的なテーマもしっかり絡めとっていて、少しずつ問題を解決しながら後半の発表会へと繋げていく展開は王道だけど見ていて心地良い。
笑顔と多幸感に包まれて終わる発表会シーンを見ているとやっぱりダンスって良いなあと思わされる。請われれば一差し舞える人でありたいなぁ、私も。
