2011年3月のナニから12年が経ち、
無法地帯になった仮設住宅で生きる、
訳アリな住人たちを描いた物語。
いつものクドカン作品よりも
大人計画っぽさ（演劇っぽさ）を感じた。
社会から忘れられた人々、
貧困、暴力、エロ。
それらをクドカンらしく、
優しさと笑いで包んだような作品。
登場人物のことが好きになって、
「もう一回観たい！
（＝あの人たちに会いたい）」
となるのが、
クドカンドラマの魅力だと思う。
この作品にも、
魅力的なキャラクターが大集合。
もう一度観返したくなる。
お笑いの放送作家出身ならではの、
人間を見る眼があるのかな？
このドラマがNetflixではなく
Disney＋配信なのは大正解だと思う。
コロナを経て映像サブスクが定着して、
各サービスのターゲットが
細分化されつつある気がする。
アマプラは利用者数がダントツ多いから
フラットに色んな作品を作ってて、
Netflixは恋愛ものやバトルもの中心、
Disney＋はキャラクターが優れた作品、
AppleTVはSFやサスペンスなど
映画好きにヒットしそうな作品が多い、
みたいなイメージがある。
あとはU-NEXTは過去の名作を
掘り起こす場で、
Huluは日テレ系の作品を観る場所、
みたいな？
WOWOWは完全別枠なイメージ。
プラットフォームが育つと、
おもしろい作品が増えていくというのが
目に見えてわかっておもしろい。
