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母になるのmaroのレビュー・感想・評価

母になる(2017年製作のドラマ)
3.5
すごく丁寧なドラマだと思った。

沢尻エリカの子供がいなくなった悲しさとか、代わりに育てていた小池栄子への怒りとか。
その小池栄子にも子供がいないことでの世間からの冷たい目にさらされる苦しさがあったりとか。

そういう苦悩や葛藤、対立などがあって、さらに子供を産むことが母なのか、育てることが母なのか、母って何だろうっていう深いテーマもあって。

昔、ちょっとだけ脚本の書き方を学んだことがあるんだけど、教科書のようなドラマだなと感じた。

しかし、そういうことは頭で理解できても、僕は母にはなれないので、実感としては薄いドラマだったかな、と。

てか、最終回のトーンがそれまでと違いすぎ(笑)
物語のほとんどは先週までで終わってて、ラストは穏やかな時間が流れているって感じ。
でも、起承転結において、綺麗な「結」だと思った。
脚本のまとまりがうまいなー。

そして、道枝駿佑が通っている中学校は、『下克上受験』で主役の女の子が通っていた小学校と同じところだと気付いた(笑)
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