【 織田裕二と若松節朗の円熟コンビ作品 】
NHKの前編/後編構成のドラマ。
若松 節朗は「Fukushima 50」の監督で、織田裕二とは映画で「ホワイトアウト」、90年代ドラマでは「振り返れば奴がいる」や「お金がない!」などで組んできて、本作はふたりが円熟の域になり、再び作り上げたドラマ。
殺人事件ミステリー部分は筋書きとしては既視感もあるし、大企業の隠蔽や派遣社員を痛々しく描いている点(社員になる為にそこまでする？)など、演出としてはやや古臭い感はある。でも、やっぱり織田の個性、語り、佇まいが観るものを最後まで惹きつけてくれる。
未解決の凶悪事件を専門に扱う"警視庁継続捜査班"の活躍を描く刑事ドラマだけど、実在するのかな？
そして豪華な役者陣。
桜庭ななみに、満島真之介。
髙嶋政宏に、伊藤英明と泉里香。
上地雄輔、鶴見辰吾、野間口徹まで。
脚本は戸田山雅司、劇伴は住友紀人。
ふたりとも最近は「トッカイ: 不良債権特別回収部」で若松監督作を担当してた。まさに若松組が大活躍。
しかし、スケールの大きな悪との闘いだ。
そして、やりきれない…
