haru

KLEO/クレオのharuのレビュー・感想・評価

KLEO/クレオ(2022年製作のドラマ)
4.0
宇宙からのお迎え。

1987年シュタージの殺し屋クレオは、西ドイツでの任務を無事に完了し、東ドイツに戻ったところ、よくわからない理由で突然逮捕される。国に尽くしまくってこの仕打ち…!?まじ納得いかねぇ…!!ということで、2年後ベルリンの壁が崩壊し釈放されたクレオは、とりあえず関係者っぽいやつ全員ブチ殺すことにしました。

ニキータやキルビルを彷彿とさせるドイツ生まれの凄腕殺し屋クレオ。シュタージのお偉いさんを祖父に持ち、殺しスキルも特上の彼女は(特技は毒殺)変装も得意。血だらけになりながらも、常にオシャレにも手を抜きません。ついでに家もかわいいです。
彼女の手際が良すぎて「コイツ絶対殺すリスト」は中盤くらいで完了しちゃってますが、その後は「なぜクレオは逮捕されたのか?」についての真相を突き止めていきます。全体的にストーリーはユルめで、3話めくらいから止まらなくなり、いっきに完走。とにかくこの作品のいちばんの見どころは、何と言っても個性が溢れまくってる登場人物たち。特に流れでクレオと同居することになるティロが最高すぎる…!彼は暗殺界隈とは全く無関係ですが、どっかの星から東ドイツにテクノを広めにやってきたそうで、最後まで絶対ブレない生き様を見せつけてました。クレオをずっと追う西ドイツの警察スヴェンも「何やっても空回るキャラ」で憎めないし、クレオの元仲間たちもキャラ濃すぎだしで、もう画面からの圧がハンパない。
続編できそうな終わり方でしたが、是非やってほしいです!
haru

haru