あー2000s初頭のドラマ。
刺激満載展開が王道をゆく前のオールドスタイルのドラマ。
この淡々として、語る中身がしっかり吟味して凝縮されている感じ..懐かしい。
例えば、1話目。CMが入ったであろういくつかの区切りにも意味を持たせるよう工夫が凝らしてある。実際のcmが入る前に、こういう生死の資本主義化を体現するCMが先手を打って挿入されていたら、その後に入ってくる実際のCMまで作品の一部にしただろうな...
そういう手堅い職人技的なギフトボックスのような作品というか..オールドスタイルの良さをとても感じた。
イタリアの使者の儀式の挿話とか、ちょっと8 1/2的ですらある。
今日のエモーショナルな表現の進化や、配信形式によって制約の薄れた縦横無尽の最新作たちも大好き。だけど、こういうシンプルで創意工夫の凝らされたオールドスタイルにも絶えず回帰したくなるというか..。
