肉鹿

踊り場にての肉鹿のレビュー・感想・評価

踊り場にて(2021年製作のドラマ)
4.1
プロのバレエダンサーを夢見て海外で活動していた元教師の女性。29歳の時、夢を諦め日本で高校教師として再就職。そこで叶えたかった夢が明らかになる———「silent」の生方美久脚本作品。

初脚本作品もやっぱり言葉!
ほんと言葉を大切にしているのが丸わかりで、今回も重要すぎるキーパーソン。
諦めるの語源には素直にへえ~てなった!勉強になります。

ラストに向けて登場人物たちの点と線が繋がって集約していく構成もお上手で胸がジンジンするし、細かく伏線を張り巡らして新鮮な驚きをもたらしつつ考察が捗りそうなやり口も健在!
爽快感や多幸感いっぱいで楽しい🤤

シリアスな感情のシーンの比喩表現とかは抜群に上手いけど、ユーモアな掛け合いとかはそんな上手さ感じない。上手な役者さんに助けてもらっていこー。

あとやっぱりかなりのポエマー。共感できる人は沼るし、逆にそうでもない人は波が引いていくように離れていくタイプの脚本家だと思う。
肉鹿

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