Teenagerになったウェンズデーが転入したのは「のけものたち(Outcasts)」が集うネヴァーモア学園。両親も過ごしたこの学園で起こる謎にウェンズデーが立ち向かう！
アダムス・ファミリーの長女ウェンズデーを主人公に、あのティム・バートンが創り出した学園ミステリ作品。
あのアダムス・ファミリーを学園ものに作り変えるなんて驚き。お馴染みのキャラクターたちがみんな登場、特にハンド(英語ではThing)が大活躍！
分かる人には分かる小ネタもたくさんあって、何よりクリスティーナ・リッチの登場には胸熱で、映画版を観た人は漏れなく楽しめるポイントが沢山。
キャストがみんな素晴らしかった！
ウェンズデー役のジェナ・オルテガはチェロにフェンシングに多彩で、無表情なのに感情が伝わってきて良かった。
イーニッド役のエマ・マイヤーズは本当にとにかく可愛い！キュートでチャーミングでハマり役だった。
グウェンドリン・クリスティーの存在感が凄すぎて（笑）ファンタジー作品には欠かせない唯一無二の存在だわ。
ただこの作品、"アダムス・ファミリー"としてやる必要があったのかな…？
両親の学生時代や先祖に絡めてはいるものの、別にウェンズデーとこのファミリーじゃなくても成立するし、ウェンズデーも残酷さとか毒気が弱くて、個人的に物足りなかった。
狼人間、バンパイアetcの子供たちが集う学園っていうのも、レガシーズとか別のドラマでもよくある設定だし、明るい子と暗い子の友情はウィキッドを思い出したし、既視感がすごい。
ミステリーの部分も、犯人が分かりやすすぎたし、ホラーというほどでもないし…。もうちょっとストーリーに捻りが欲しかった。
ティム・バートンのダークな雰囲気はとても良かったと思うし、キャストも魅力的。
続編がありそうな終わり方だったから、次はもっとダークにしてほしいな。
