S1は本当にただの序章に過ぎなかったのが分かる。
いよいよ本格的にウータン・クラン結成に向けて動き出すS2。
どん底に落ちた主人公が、自身の失敗経験をもとに、成功に必要な要素「仲間・環境・契約」を揃えていく展開がめちゃくちゃ熱い。
S1でたっぷりと各メンバーの背景や争いを描いているからこそ、いがみ合ってた奴らが手を取り合う展開には燃える。あの登場人物がこう関わってくるのかと予想外の部分もあって、S1でこの人物の描写必要?と思っていた疑問も解消された。
自由に音楽を作るための契約を取ることの難しさや、自分達で音楽を売ることの大変さなど、音楽業界におけるビジネスの側面が描かれているのも面白い。「良い曲を作ったら売れた」というだけの話になっていないのがイイ。
一応S3へと続く最終話になっていて、史実を知らないから何とも言えないけど、これ以上描くことがあるのかな。