嫌なんだよねえ。少年犯罪の厳罰化を求める人達。最初からセンセーショナルすぎる未成年犯罪を見せつけられて、少年法に保護されてるのを見透かしているガキども。これを見たらクソガキどもを憎むけどさ、そんな未成年を悪魔化した話が素晴らしいかと言われますと。後半に色々やって殊勝なことを言っても後の祭り。マジョリティの意見に同調したような話に思えて終始ノレなかった。
あとさー、前任の部長。アイツ、政治家に転身しようとしたのは私利私欲ではなく未成年の更生を現場の経験から促したいという熱意でやりたがってる正義の人かつ主要人物の恩人という風に描かれてたけどさ、それまでの描写がバワハラモラハラ事なかれ主義のクソ野郎なので何の説得力も感じられませんでした。部下に暴力振るうような奴が立派な訳ないだろ！これなら公明正大な人が身内のことに関しては過ちを犯してしまうみたいな描き方にした方が深い人間性を表現できたのではなくて？
キム・ヘスさんの表情を変えずに雄弁な演技は見ものでこれは見て良かったと思えた点。しかし全体的には一気見もしないイマイチなドラマでした。
