邦題は『財閥家の末息子』
ソン・ジュンギ & イ・ソンミンさん出演ということで、制作発表があった頃からずっと楽しみにしていた作品。少し前に見終わってましたがやっとレビュー書けました。
貧しい家の出身だが才能を買われ、財閥スニャングループの秘書として忠誠を尽くしてきた男が、隠された資産を巡り財閥家によって暗殺される。そんな彼が自らを殺した財閥一家の末息子に生まれ変わり、2度目の人生を生きながら一家に復讐をしていくという転生ストーリー。
とにかくイソンミンさんの迫力の演技が凄い！ 精米所からスタートし一代で経済界トップのスニャングループを築き上げたカリスマ会長を演じるのですが、その眼光の鋭さや迫力ある喋り口調、それでいて人生を感じさせる背中の演技がよかったです！
そして一人二役を演じたソンジュンギも高校生役から大学生、そしてアラフォー役までさすがの演技でした。毛穴ひとつ見えないツルツル美肌にはもはや羨望の眼差し。ただ、恋の相手役シン・ヒョンビンとのラブラインはあっさり目でこちらはあまり印象なく終わった感じ。うん、でもこれでよかった。
中盤からのスニャングループの株売買や持ち株比率の話題など、経営権を巡るやり取りが少し難しかったようにも感じましたが、知識がある方であればもっと楽しめたはずです。実際に韓国国内で起こった出来事や世界規模で注目された話題などを織り交ぜてのストーリーだったので、懐かしかったり知らなかったリアルが伝わってくるところも面白かったです。
全体を通して重めのお話しでしたが、その中で唯一カン・ギドゥン演じるドジュンの兄が笑いを提供してくれたので心が和みました。やっぱりこういうオアシス的なキャラは必要ですね。
皆さんのレビューで最終話に何かが起こることは知っていたのですが、想像を優に超えた展開でびっくり！ 原作のウェブ漫画とは違った終わり方とのことで賛否はあるようですが私はこのラストに納得です。
