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最後の騎士マクシミリアン 権力と愛の物語のagatheのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

中世の騎士物は大好物。でもドラマや映画になるとどうしてもイギリスのものが多く作られている気がするので、オーストリアの物語はとてもうれしい。
まさかドイツ語だったと思わなかったので、こちらはうれしい驚き。
欲を言えば古典ドイツ語で話してほしかったな。

マクシミリアンの成長物語でもあり、ハンガリー、オーストリア、フランス、ブルゴーニュのパワーバランス、貴族と商人のパワーバランスなど、知識として知っていることを物語で確認出来てとても面白かった。

いつも思うことだけれど、王と王妃の立場の自覚、というもの脱帽する。
幼馴染に死刑を言い渡す、その丹力にほかのものは従うのだろう。

親の決めた結婚に縛られ、恋をして、夫に殴られる。
そんな時代のマクシミリアンの高潔さが際立ったドラマでした。
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