なお

暴太郎戦隊ドンブラザーズのなおのレビュー・感想・評価

暴太郎戦隊ドンブラザーズ(2022年製作のドラマ)
4.4
「スーパー戦隊」シリーズ、第46作。

製作スタッフの「革新的な作品を目指す」という意気込みが憑依したかのような、過去のスーパー戦隊シリーズにはなかった前代未聞、衝撃的な展開のオンパレードで、SNSを中心とした各方面で話題となった異色のスーパー戦隊。

✏️これでお前とも縁ができたな
自分がスーパー戦隊シリーズを見始めたのはだいぶ最近で、ちゃんと全話見たのは「ルパパト」こと『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』。

そんなスーパー戦隊ルーキーの自分でも判別できるほど、本作は後にも先にもない「唯一無二の」スーパー戦隊作品だ。

第1話を見た時点ではそのあまりの衝撃的な内容に
「これ、素人が脚本作ったのか?」
本当に1話目で見るのをやめようかと思うほど容量を得なく支離滅裂な内容だったのを今でも覚えている。

しかしこれも何かの”縁”、乗りかかった船ということで最後まで視聴を続けた結果…
もう何なら最終話とかちょっと泣きそうになってましたね。
あのタロウが…そんな…みたいな。

基本ベースは、こちらもまた支離滅裂な内容だけれど今もなお熱狂的なファンが多い漫画作品「ボボボーボ・ボーボボ」を彷彿とさせるギャグ的な要素が多いのだけれど、「脳人」や「獣人」といった一筋縄ではいかぬ謎とミステリ性を持った敵キャラを配置することで、ドラマに(無駄に)厚みを持たせることに成功。

単なる「破天荒作品」とはならない、スーパー戦隊作品としての本分を忘れない心遣いも光っている。

まあしかしそんな謎や裏に隠れたテーマ性が…!みたいなものを探求するというよりは、ひたすらに好き勝手やりまくる桃井タロウと、呆れながらもそれについていく「お供たち」の活躍を楽しむのが本作の醍醐味。

☑️まとめ
だいぶ遅れての完走になってしまったけど、本当に多く笑わせてもらったしクライマックスではちょっとジーン…とする展開もあって、なんやかんやで満足度の高い作品だった。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★★
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆
なお

なお