空想癖でオタクで冴えない高校生っていう親しみが湧く要素しかないカマラのキャラクターは非常に良かったし、ポップな画面構成(友達とのメールの内容が街のあらゆる物で表現されている等)は彼女の頭の中を体現されているようで面白かった。2話までは。
3話でクランデスティンの皆さんがつまらん理由で急に悪役に転向してから失速し始めた印象。中盤で見たかったのはバングルの秘密についてじゃなく、自身のアイデンティティに悩み苦しみ最大の危機に立たされ葛藤するカマラの姿である。あとアメリカ作品における家族間の不和は流石に見飽きた。
実写化すると若干アホ臭く見えるミズマーベルの能力の微妙な変更やムスリムコミュニティーへの目配せなど良かった点もありつつも、期待していた身としてはやや残念な出来だった。
「バングルは2つ必要」とか「寺院から来た男(マンダリン?)」っていう伏線みたいな台詞は『ザ・マーベルズ』で明らかになる?
そういえばイマン・ヴェラーニはアメリカ・チャベス役のソーチー・ゴメスと大変仲がよろしいようで。本編でも早く二人の絡みが見たいですね。
仲がいいといえばスクイレル・ガールの実写化まだすか?