Benito

にんげんこわいのBenitoのレビュー・感想・評価

にんげんこわい(2022年製作のドラマ)
3.6
【 落語は滑稽話だけじゃないんだね、、】

古典落語の演目を大胆にアレンジしたオムニバスドラマ。脚本はいずれも女性によるもので、人間(特に女性)の怖さの普遍性を描いていて、後味は悪いけど惹き込まれるエピソード(各話30分枠)が続いたのでイッキ見。

配役もなかなか、綺麗どころがたくさん。

「心眼」黒木華、東出昌大、松本妃代
「辰巳の辻占」
 山本美月、岡山天音、大東駿介
「紺屋高尾」永山絢斗、瀧内公美
「宮戸川」奈緒、若葉竜也、萩原みのり

そして毎回、落語家の柳家喬太郎が解説を務めていた。

ドラマ自体は特に「心眼」の黒木華には得体の知らない静かな怖さがあったし、「宮戸川」の萩原みのりには、危うげで、儚げな佇まいが全体でいちばん印象的。

あとカメラクオリティ、ライティングセンスも良かった。
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