ストーリーは、宮女の人生を描く時代劇。当時宮女にとって一番いい人生と言われたのは、王の後宮（側室）になることでした。
本作はフィクションですが、登場人物はほとんどが実在した人たちで、すごく事実に忠実にできているので、辛くて愛しくて、二人の選んだ道の切なさに涙せずにはいられませんでした。
最初に最終回を見たときは、正直納得のいく終わり方ではなくて、サンに対するドギムの虚勢に腹が立ったし、サンがあまりにも可哀想で、予想していなかった結末だけにしんどかったけど、時間が経つにつれて心を蝕む切なさとドギムの虚勢の中に垣間見る本音にヒリヒリと胸が痛み、この作品の素晴らしさに気づけた。（二回目の最終回鑑賞では、全く泣かなかったエンディングでボロ泣き）
サンのドギムに対する一途な思いと、サンのことは好きだけど、それ以上にただ自分の好きなように思い通りに生きたいという宮女ドギムの思いに胸を打たれ、時間が経てば経つほどロスります。
キング・ザ・ランドで絶賛沼り中のジュノの演技が本当に本当に素晴らしくて、魅了されました。切なく美しい良作なのでぜひ。
（ドギムのことは最後まであまり好きになれなかった）
