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スワッガー シーズン1のEDDIEのレビュー・感想・評価

スワッガー シーズン1(2021年製作のドラマ)
4.5
全米No.1のバスケ選手を目指すジェイス・カーソンという14歳とかつて選手として名を轟かせたコーチのアイクそれぞれが成長していく模様を描くドラマ。
バスケの試合シーンは臨場感があり、人間ドラマも秀逸。黒人差別、親子の確執、恋愛、家族愛などテーマ満載ながら引き込まれる見事な演出。シーズン2も決定し、続編が待ち遠しい大傑作ドラマ!


▼Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
“NBA”
NBAスター選手ケビン・デュラントがエグゼクティブプロデューサーを務める。
将来NBA入りを夢見る才能溢れる14歳が主人公。
元大学スターのコーチとの出会い、そこからどう這い上がっていくか。
初めて味わう挫折。決して恐れるな。

◆ 第2話
“アンチ”
超有望株から一度の敗戦で味わう壮絶なバッシング。そして州1位から4位への転落。
チームは財政難で次戦への不安を残す中、コーチアイクは新たな一手に挑戦する。
新チーム、新しいチームメイト、“スワッガー(誇り)”を胸にジェイスは大きく羽ばたく。

◆ 第3話
“1対1対決”
プライドを優先するコーチ。
自己中心的なエース。
チームの力は間違いなくついてきたが資金力が不足し、評価への焦りからジェイスはチームメイトを軽視。
地区No.1ライバル選手の方がプエルトリコのルーツを誇りにしながら努力していて好感持てる。

◆ 第4話
“いいだろ?”
エゴを優先させるジェイス。
エースとして地区No.1選手としての葛藤を見せる。
一方、自分勝手に攻めるジェイスに唖然のチームメイトたち。彼らの溝は埋まるのか。
バラバラなチームが試合中のTOで結束するのは出来すぎだけど絆が深まるのは良い。

◆ 第5話
“24時間の人”
新メンバーの受け入れ。
外野から見れば州1位と2位の選手が一緒にプレーする夢のような展開だが、彼らはまだ子供。煮え切らない歯痒い気持ちと互いの対抗心から歓迎できない。
チームが一つになったばかりなのに…そして最悪な出来事で次回へ。

◆ 第6話
“一触即発”
エースのジェイスや一部チームメイトの調子が悪い。コーチも知らざる事件の真相が原因だろう。
一方新チームメイトのニックは絶好調。ライバルに差をつけられ焦るジェイスと躍起になる母親。
話が進むにつれてジェイスの母親がイヤになってくる…。

◆ 第7話
“# 過激派”
黒人差別の厳しさが伝わるエピソード。
チームスワッガーはアウェイ状態での試合となり、観客はおろか審判までもが明らかな身内贔屓。
まだまだ子供の彼らを非難する声は悍ましいほどに見苦しい。
ジェイスとニックの絆が深まる模様が特に感動的。

◆ 第8話
“それでも立ち上がる”
チームの結束がより強固になり家族のように生まれ変わったスワッガー。男相手でも怯まずに得点を重ねる才能ある女性ボーラークリスタルも加入し、因縁のチームとの対決は圧勝。
しかしコーチとジェイスの間には深い溝が生まれ始めていた。

◆ 第9話
“フォロースルー”
ジェイスとコーチのすれ違い。もはや信頼関係が壊れかけているが、試合を通してジェイスは未熟さを露呈する。
遂に上り詰めた全国大会出場を賭けた決勝戦。姑息なプレーにも屈せず戦う。
あいつでも俺でもない。輝くのはお前だ!泣いた。

◆ 第10話
“フロリダ”
全国大会を勝ち上がり遂に決勝へと駒を進めたスワッガー。ジェイスは自分たち家族を捨てた父親と邂逅し、試合に呼ぶ。
膝の故障の痛みと戦いながらも決勝戦に出場。ジェイスだけでなく、チームメイト全員で勝ち取った優勝。MVPインタビューで父親に向けた覚悟の台詞が熱い。目頭熱くなる最高のシーズンフィナーレ。
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