カレス

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機のカレスのレビュー・感想・評価

5.0
IMDb 8.6
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原作はペス・メイシーのノンフィクション
マイケル・キートンはいぶし銀で「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が観たくなるし、ケイトリン・デヴァーは愛おしさ100倍😭
いろいろ調べながらレビュー書いていてまた観たくなった🅰️

パーデュー・ファーマ社は、1996年にオピオイド系鎮痛薬「オキシコンチン」を依存性が低いなどと宣伝し積極的に売り出した。数年の後、DEA捜査官はケンタッキー州ハーラン郡の高校でのオキシコンチンの濫用に気付き、バージニア州アパラチア地方の検事らはオキシコンチンに関連した事件の捜査を始める。

ブリジット・マイヤー:DEA捜査官(流用課副課長)

ジョン・ブラウンリー:バージニア州西部地区の連邦検事(あまり出てこない)
リック・マウントキャッスル:支局の検事
ランディー・ラムザイヤー:支局の検事補

サミュエル・フィリックス:フィンチクリークの医師(元・大学の特別研究員)
ベッツィー・マラム:炭鉱で働く少女、フィンチクリークを受診

「なんちゃって家族」の長男(ジェニファー・アニストンとエマ・ロバーツに交互にキスの練習をした少年)も大人になってなかなか渋い役柄で出演

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ネットにあった年譜(ネタバレ⚠️)

1980年
ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌は、 ジェーン・ポーターとハーシェル・ジック博士が編集者に宛てた5文からなる手紙を掲載し、後にパーデュー・ファーマ社がこの手紙を利用して「オピオイド治療を受けた患者のうち中毒になったのは1パーセント未満だった」と述べている。

1989年
J.デビッド・ハドックスは、「疑似中毒」という概念を作り出した。

1995年
FDAは、中程度から重度の痛みの治療にオピオイド鎮痛剤であるオキシコンチンを承認した。

1996年
パーデュー・ファーマ社がオキシコンチンの販売を開始。

1997年
オキシコンチンの承認を監督していたFDA審査官カーティス・ライト氏がFDAを退職する。翌年、彼はパーデュー・ファーマ社で年俸40万ドルで働きだす。

1998年
パーデュー・ファーマ社は、プロモーションビデオ "I Got My Life Back"を数千人の医師に配布した。

2000年代
オキシコンチンの過剰摂取や死亡事故が増加。FDAによると「非医療目的でオキシコンチンを使用した人の数は、1999年の約 40万人から2002 年には 190万人、そして2003年には280万人へと劇的に増加」

2012年
ミルウォーキー・ウィスコンシン州ジャーナル・センチネル紙はビデオ "I Got My Life Back" に登場した患者のうち7人を調査、2人は死亡時にオピオイド使用障害を患っており、オピオイド使用障害を発症した3人目は退院する前に仕事と家を失ったことが判明した。
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